探偵の業務で浮気の調査を行っていく中で、今回は調査対象者の浮気の相手が、転勤になる前の職場の同僚であることを突き止めました。
その人は、転勤後にも新幹線を使って浮気の相手に会いに行っていることが判明しました。家族には夜勤と伝え、勤務時間の終了後に新幹線に乗って会いに行き、不貞を行っているのです。家族に夜勤と伝えた日に尾行を続け、探偵も新幹線に乗り込んで目的地へ向かいます。
移動中は、新幹線の降車駅から調査対象者がバスで移動するのか、電車で移動するのか、地下鉄で移動するのか、色々なパターンを検討します。依頼者負担の交通費が掛かる調査なので、極力失敗が無いように、探偵は努力を惜しみません。
今回の事例では、調査対象者が新幹線を利用することも、新幹線のどの駅で下車するかについても予想が立てられるところまで調査が進んでいたので新幹線での尾行も円滑ですが、もし探偵が調査対象者の生活圏内での尾行中に予期しないで新幹線に乗られた場合には尾行の難易度が上がります。
新幹線は電子マネーのカードで改札口を通過することができないので、探偵が一人で尾行をせざるを得ない状況の場合には、新幹線切符を買っている間に見逃しやすくなり、行き先の予想が立てられない場合には下車駅が不明で新幹線の切符をどこまで買えばよいかという問題も生じます。新幹線の乗車時・降車時、新幹線駅を下車した後の尾行についても、日常の生活圏内の尾行とは少し違う探偵のノウハウが求められます。一方、下車駅が事前にわかるほどの情報収集ができていれば、新幹線のからむ尾行も無理なく行えます。